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"細胞"で生じている現象を解き明かす

医薬細胞生物学研究室では、“細胞”というミクロな世界を対象に、細胞生物学・生化学・分子生物学などの世界最先端の知識や技術を駆使して研究を行っています。

薬用植物が医薬品原料(二次代謝産物)を生産するメカニズム(「転写制御・生合成・輸送」機構)を解明し、植物の環境応答に関する知見を深めるとともに、新たな「物質生産」システムを確立することを目指しています。また、動物細胞におけるオートファジーや亜鉛輸送などを対象に、生薬や漢方に含まれる新たな薬効成分(有用化合物)の探索とその「作用機序」の解明も行っています。これら研究を通して、将来のより良い医療に貢献することを目指しています。

研究概要_図4.png

アクティブラボでは、主に植物細胞を用いた研究の基礎を体験してもらいます。

 1)個人で持参してもらった植物等から未分化の状態の細胞(カルスと呼ばれています)を誘導する実験を行います。

誘導用の培地を作成し、植物を無菌状態にする処理をほどこし、カルスを誘導して観察します。

2)薬用植物ムラサキの根は二次代謝産物シコニン類を生産・分泌しています。ムラサキの培養細胞を異なる組成の培地や異なる培養条件で生育させ、シコニン類の生産を誘導します。

これらの実験を通じて、薬用植物や培養細胞の取り扱い、基本的な実験操作などを体験してもらいます。

また、実験に関するレポートの書き方なども学習してもらう予定です。

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